CaptainYONOI語録

サディスティック・ミカ・バンド

ミカバンド行ってきました。 巨大なシャンデリアが浮かんだセットはラストワルツのようで、やっぱり最後かなと思った。 いきなり黒船完全演奏に始まり、21曲叩きまくった幸宏さんの勇姿にウルウル。 ブギメドレーのカエラのキュートなボーカルとアリエヌ共和…

「TAKESHIS'」 噂通り。ビートたけしや美輪明宏が登場した舞台挨拶が終わり、観客が席を立ち始めてもとまどいに満ちた雰囲気は消えなかった。 駄目な人は、はっきり拒絶し、浸れた人は心のざわつきを感じながら謎解きの醍醐味を味わう、そんな映画だった。 …

前作の「blemish」から2年という短い時間で、デヴィッド・シルヴィアンの新ユニット、nine horses の「SNOW BORNE SORROW」が発売された。 前作はデレク・ベイリーやクリスチャン・フェネスとのコラボレートを含みながら、デヴィッドのボーカルを最大に生か…

大貫妙子の新ユニットK’DO(カドォ)の ライブ、 モーション・ブルー・ヨコハマにて。 おなじみのドラム沼澤尚、ベース沖山優司に加え、ギターレスな為、大きくフューチャーされたキーボード森俊之、ピアノFEBIAN REZA PANEのメンバーと、…

映画「メゾン・ド・ヒミコ」について。 ゲイの老人ホームを舞台に、きれい事に納めず、ヒリヒリと伝わってくるせつなさと、暖かさに溢れた、いい映画だった。 語りたいポイントはたくさんあるが、老人達を演じた有名、無名の人たちのたたずまい、彼等の心情…

「亡国のイージス」 ワキにいたるまで揃いに揃えた役者陣、ヤバさと娯楽性が一体となったパニック映画の作り、音楽にトレバー・ジョーンズなど売り方も含めて70〜80年代の角川映画の混沌とした味わいを思い出した。 ナレーションやくどい説明カットにたよら…

坂本龍一 Japan Tour 2005のライブを観る。最近の癒しや映画音楽の感覚で来た人には冷水を浴びせ掛けるようなノイジーで先鋭的な、真にかっこいいライブ。 元曲に近いテンポの「ビハインド・ザ・マスク」にスティーブのドラムと教授のボコーダーが心地いい。…

寄稿

新国立劇場にて、井上ひさしの新作、「箱根強羅ホテル」を観ました。 終戦前、ソ連大使館を箱根のホテルに疎開させ、和平の仲介を画策した外務省と軍部の対立を、人情味溢れるドタバタ劇で描く。 芸達者の役者が揃い、空回りのスパイを演じる内野聖陽、段田…

渋谷AXにてJ-WAVEのイベント「OneFineDay」を観ました。 トリは大貫妙子。 バンドメンバーはドラム林立夫、沼澤尚、ギター小倉博和、ベース沖山優司、キーボード森俊之、ピアノFEBIAN REZA PANEと日本のセッションミュージシャンの見本市のような豪華さ。 シ…

カエターノ・ヴェローゾ、東京2日目、国際フォーラム 「フォーリンサウンド」からの演奏は思ったよりも少なく、1/3位か?後は、思わずニヤニヤの選曲。 「リーブロ」では来日がなかっただけに「マンハッタン パラ サントス」はうれしかった。ニルヴァーナも…

「キングダム・オブ・ヘブン」 十字軍がエルサレムを奪ってから100年後、和平が崩れ30分にも及ぶクライマックスの殲滅戦まで圧倒的なスケールと「デュエリスト」や「レジェンド」を彷彿させる叙情性で描かれる。 オーランド・ブルームもロマンティックな大作…

 寄稿 

「デモクラシー」 鹿賀丈史、市村正親26年ぶりの競演が話題の舞台「デモクラシー」 69年に西ドイツ初の左派革新政党出身首相となり東西融和政策を進め、ノーベル平和賞を受賞したヴィリー・ラント。彼の秘書官となった男ギュンター・ギョームが、実は東ドイ…

「ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方」 シャンテでひっそり公開されてますが、見逃すには惜しい快作! ラジオのコメディ役者から80年に54歳で亡くなるまで一気に駆け抜ける2時間。なによりピーター役のジェフリー・ラッシュが「シャイン…

「コーカサスの白墨の輪」 

「三文オペラ」のブレヒト作、串田和美演出松たか子主演の「コーカサスの白墨の輪」をみてきました。世田谷パブリックシアターにて。 よく、芝居は役者と観客のキャッチボールで作られるといいますがそれを最大限に具現化された舞台でした。ステージ上にも客…

寄稿

CaptainYONOI*1 ブライアン・ウィルソン ライブ 過去3度の来日公演で一番、見応えが有ったかもしれない。1部2部合わせて2時間強と、だれる事なく実に心地良くまとまっていた。ペットサウンズやニューアルバムそして過去の名曲を手際良く演奏し、圧巻の50分弱…