cinelli662005-08-02

亡国のイージス」 ワキにいたるまで揃いに揃えた役者陣、ヤバさと娯楽性が一体となったパニック映画の作り、音楽にトレバー・ジョーンズなど売り方も含めて70〜80年代の角川映画の混沌とした味わいを思い出した。
ナレーションやくどい説明カットにたよらない、いさぎよさが、わかりにくい部分もあるにせよ、このての大作にありがちな停滞感を払拭し、手際良くストーリーが流れる。そしてなによりキレのいい真田広之のアクションが、スカスカCGにまみれて忘れてた、かつてのきらめくアクション映画の興奮を思い出させてくれた。
28年間のノスタルジーに浸るのもいいけど、私の満足度はイージスの方が上でした。