キングダム・オブ・ヘブン
十字軍がエルサレムを奪ってから100年後、和平が崩れ30分にも及ぶクライマックスの殲滅戦まで圧倒的なスケールと「デュエリスト」や「レジェンド」を彷彿させる叙情性で描かれる。
オーランド・ブルームもロマンティックな大作にふさわしいたたずまいで好演。ジェレミー・アイアンズリーアム・ニーソンなどそそる役者が並ぶ中、ハンセン病の王を演じたエドワード・ノートンが絶妙の味。
CGだけでスカスカの大作が多い中、「グラディエイター」に続きリドリー・スコットの力量に圧倒された。
願わくば、噂される「エイリアン」の復帰作の実現を望む。