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どーでもイイ、ブツの話。酒屋の店先で50円で売られてた、昔のサントリーのオマケグラスで飲んでるんすが、このオマケグラスがまた、すごくいいんですわ。
70年代ころのものか?おそらく倉庫におきっぱになってたのを引っ張り出して店頭でうっとばしてる代物なんだろうけど。フランスのサン・ルイのパクリっぽく取り繕った型モノなんだよね。これが。
しかし自分にとってはお金じゃない逸品と化してる。普段使いとして、まさに得難いグラスなんです。素材、サイズ、重さ、色。口当たり。これが偶然にも、この安物の中にすべてそろった悦び。再発見の真骨頂ですわ。
今月のロハス雑誌クウネルで、スタイリストだったか料理研究家だったかが、古いジャム瓶をグラスがわりにしてる写真載ってたけど、あれも、その人の中で、すべての得難いなにかがそろってたんだなと。この道何年つう人が辿り着いた、ある種、スカスカな透き通った、ポカンとした境地。
燃えないゴミ同様の物にここまで「世界」を感じるオレもオレだが。酒に酔う前にモノに酔う春の夜。