百年の愚行

百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版]

百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版]

愛知万博が開催される。テーマ「自然の叡智」を免罪符として行われた環境破壊。
この本の写真から人間の小さな欲望が加速して膨れ上がり人間に地球にダメージをもたらしているのを視覚イメージとして捉えられる。枯葉剤を散布する爆撃機森林伐採の傷跡、ドラム缶につめられた核廃棄物の山、クローン羊、HIVにかかった子供。「かわいい」「かっこいいデザイン」「グルメな食事」に溢れた日常生活の裏側に臨界点寸前のグロテスクな事象。まだ時間は残っているか。
『我々はまず、「執着するもとのもの」を捨て去るべきではなかろうか。』