le Corbusier 展
 時間がたってから、あらためてイイもん見たな〜と。
コルビュジェとは茶道を知らぬ茶人と見たり。やはり個人邸に彼の真骨頂がある気がするね。都市計画になると、とたんにコルビュジェの汲み出し豆腐のような、あの柔らかな白が、その新鮮さを失い、どこまでも続く白々とした墓標と化してしまう。大きくともビル一つまでか。
 音楽でいうなら、会場にも流れていたサティのようなピアノ小曲。ある日のテラスの木漏れ日が気持ちいい。すべての幸せは白いテラスに…そんな感じ。故人の遺品にも小さき物を愛でる気配が。彼が日本文化をどうとらえていたかも気になるところ。
http://www.mori.art.museum/contents/lc/index.html