Livedoorによる買収

毎日メディアの格好のネタになっている買収劇。なんかおもしろそうなんだけど案外単純というか。フジの会長が「近代青年らしくない!」wって怒りの会見してたけど。新旧対決という図式に見えなくもない。
グローバル化を標榜してる日本の経済界の相変わらず無防備な旧態依然とした姿が浮かび上がる。あれだけ 競争相手の屍の上にたって「勝ち組」になれ!なんて煽ってきていざスマートな株式の買収で狼狽したあげく与党・大手マスコミにすがってバッシングかいな。

ただLivedoorみたいな小さな会社が仕掛けることができた背景には当然黒幕の存在が。
『昔からニッポン放送株を買い集めてた外資系の投資会社が「高く買ってくれるカモいない?」てリーマンBに持ちかけたら「いるいるwちょうどいいかもがいる」という話に。800億円貸す話も同時にすすめて堀江に早朝にあって買うかやめるか即断しろと迫った』(堀紘一談)  真相は闇のなかだけどマネーゲームで儲けたのは外資ホリエモンのメディアでまくり愚痴たれてる落ち着きの無さは「戦略無き買収」にみえてしまう。ルパード・マードックみたいになりたいんだろうけど。すぐ態度にでてしまう「正直」なとこがなんか憎めないw。

ただし、単なるマネーゲームが思いもよらない副産物を生み出す可能性はある。
今回の買収劇をきっかけにメディア業界が「青い目」の支配者にとって変わり相次ぐ買収、合併が進み更なる寡占状態を生む可能性。標榜するグローバル化ですよこれが。一個人として希望があるとすればその時に生じるバイブレーションで小さいけど独立性を保ったバリエーションに富んだ新しいコンテンツのメディア(既に生まれてるが)が対抗思想として影響力を増大させていくシナリオに活路を見い出したい。 そして老人に好まれる近代青年らしく生きていきたい。  
メディアの変革・・「きっかけは〜フジテレビ!」から始まった。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050222→「サンプロほりえもん発言テキスト(力作!) 
http://d.hatena.ne.jp/tabaccosen/20050222→ここにきて、「ほりえもん」、堀江貴文の提起した問題の評価に正当性が与えられつつある。