横浜日本大通り周辺をサイクリング。このエリアに多いファサード保存系建築が目に付く。歴史的建造物と再開発との折衷案だが、建築物としてなにか寂しさを感じる。かつての古い時代の建築物の持っていた時間が刻まれた厚みと色気のようなものが消え失せてその残骸を無理に貼り付りつけて「経済効率重視のこの国で古い建物を保存するためわざわざコストかけて配慮したんですよ」。って印象。「わざわざ」というのが見えるんだよななんか。結局、開発のための「免罪符」としてこのやり方が使われてしまうのではないか。これでは「街の記憶の保存」には程遠い。